ほうほう堂『北北東に進む方法』
2005年10月
栗東芸術文化会館さきら 小ホール
やっと関西に来ました、ほうほう堂。トヨタアワードにも2年連続ノミネートされるなど、話題の女性デュオ。
まず冒頭のシーン。これが、かなりカッコよかった。舞台上手手前で扇風機にぶぅーーんと吹かれて髪や服がなびく。このときの体の配置とか、頭(目線)の動かし方とか、、照明や音楽も相俟って、かなりシビれました。そこでもう「あぁ、これは面白い」とはやくも納得。冒頭ってやっぱり、一番センスが出るので重要です。
その後の展開も、「日常の仕草を掬い上げて…」的な東京コンテンポラリーダンスの系譜にあるものとしては、たしかに新しい感じがして面白かった。「としては」なんて書き方をしたのは、基本的にこういう系のダンスって、それほど自分の中には来ないんですな。まあ、単純に好みの問題です。