▼このブログについて(更新停止中)
2004〜2009年夏頃までの関西のコンテンポラリーダンス公演をメインとした目撃録です。その時期に関西であったコンテンポラリーダンス公演の8割方は観てると思います。その他、民俗芸能、ストリップ、和太鼓、プロレスなども。2000年の維新派『流星』から見始めて、多い年は年間270本。2007年は、エジンバラフェスティバル、ダンスアンブレラなど半年に渡る欧州漫遊の記。2010年以降もぼちぼち劇場には出かけていますが、更新する時間はなくなり現在放置中のブログです。


か行

ケループ『いるかホテル』

2009年6月27日 15:00 @ArtTheater dB 神戸 元維新派の升田学のユニット。なんというか構築的というか・・いや違うかも。まだ言葉でてこんなあ。空間と時間のパズルをパキッと組み立ててゆく感じ。だいぶ前にdBのダンスサーカスで観た作品も、そんなだったよ…

ソロ晩シアターvol.7 黒子沙菜恵『灰色 天国』

2009年6月20日 19:00 @AManTo天然芸術研究所(大阪・中崎町) 中崎町のツタに埋もれた民家にて。いつできたんか知らないけど(たぶんまだそんな経ってないはず)いい感じのスペース。空間のテクスチャーはダンスの味わいに大きな影響を与えます。黒子沙菜恵…

芸創ゼミvol.28 「観ればハマるcontact Gonzo」

2009年5月10日 19:00 @大阪市立芸術創造館 パフォーマンスとトーク。ゴンゾ本人らがゴンゾについていろいろ話すのは珍しい。パフォーマンスでは三ヶ尻敬悟がたまにニヤケ顔になってるのが面白い。

KURONOZ(KOBE ART COLLECTION 2009 オープニングパフォーマンス)

2009年5月9日 16:00 @神戸ファッション美術館 1階ロビースペース ブルーのワンピースに黒のおさげ髪のウィッグで揃えた人達によるパフォーマンス。んーちょっと人に見せるレベルに達していないように思った。

クラウドゲート・ダンスシアター『WHITE』

2009年3月6日 19:00 @オーチャードホール 至高でした。ダンサーの姿勢が綺麗。

神戸女学院舞踊専攻第3回公演 Words from afar

2009年2月28日 14:00 @神戸女学院大学 エミリー・ブラウン記念館スタジオA 島崎徹率いる神戸女学院舞踊専攻。島崎徹は相変わらずトークが冴えている。幕間幕間に出てきてのしゃべりがとても面白い。聞くところによると、海外含めけっこう上演のオファーが来…

contact Gonzo「the vanishing paragraph and the clouds of hell 02“accidental aesthetica!!”」

2009年2月14日(土)10:00−19:00 @大阪府立現代美術センター 吉原治良賞記念アート・プロジェクトの集大成として、この一日だけでなく10日間にわたりいろいろ開催。すべて無料。この日は丸一日に及ぶパフォーマンスです。ときたら、当然こういう楽しみ方を…

劇団子供鉅人 演劇公演『音楽劇 電気女夢太る』

08年10月12日 15:00 @大阪市立 芸術創造館 珍しく演劇へ。子供鉅人による音楽劇。昨年、アントワープのテント小屋で、ブリュッセルの高架下で大勢のベルジャン相手に怪気炎を上げていたあの人達です。今年に入ってからは、芸術創造館と精華小劇場の主催する…

大駱駝艦 壺中天『ユピタース』(振鋳:小林裕子)

大駱駝艦壺中天公演 in 大阪 08年9月16日 19:30 @シアターぷらっつ江坂 きらきらとした透明感に、艶やかな幻想性。女性ならではの感性に満たされた作品でした。また、感覚だけでなく、一方でとても理知的に構成された印象も。とある美術の展開に、私は完全…

contact Gonzo『the vanishing paragraph and the clouds of hell』

PAMO@720 アワード グランプリ受賞記念公演 08年9月6日 19:00 @OBP円形ホール contact Gonzo大阪凱旋。山篭り@フィンランド、せいこうナイト@東京を経て、本日は昨年のPAMO@720アワードグランプリの受賞記念公演であります。ちなみにこのあとも、南京、横…

北村成美『パラシュュート』

08年08月 @栗東芸術文化会館さきら 小ホール 落語の高座のような小さな舞台の上、大股に構えて両腕を大きくぐるぐるぐるぐる。正面足元からは送風機が風を吹き上げ、爽快感満載の笑顔がたなびいて可笑しい。そうして、ひたすらぐるぐるぐるぐると腕をまわし…

humancase 飼う、育てる、他者を。 [カケラ企画]

08年07月 @京都西陣 space ALS-D 烏丸からバスで30分ほど。千本鞍馬口という停留所で降りる。西陣なので、先日来た西陣ファクトリーGardenの近くになるのだろうか。下町風情の通りをしばし歩くと道案内にスタッフが立っている。そこからちょっと路地に入っ…

クリウィムバアニー『贅沢ラム』

08年05月 @神戸アートヴィレッジセンター KAVCホール 女の子10人ほどのカンパニー。主宰そして振付けはイデビアン・クルーのメンバーでもある菅尾なぎさ。PVどうぞ。 KAVCの広報誌アートヴィレッジボイス(vol.53)には菅尾自身の言葉で「男子は川村ゆきえ…

Gemma Higginbotham & Philippe Blanchard『One's Company, Two's a Crowd』

Sum/Some of the PARTS (All Over The Place) 07年11月 @The Place:The Place Space Philippe Blanchardはネザー・ランド・ダンスシアターやバットシェバやクルベルク・バレエなどで踊ってきた人だそう。Gemma HigginbothamはP.A.R.T.S.卒生。男女デュオ。…

Karen Levi&Ugo Dehaes『Cuple-like』

Sum/Some of the PARTS (All Over The Place) 07年11月 @The Place:The Place Space Ugo DehaesはP.A.R.T.S.卒業生。Karen Leviはイスラエルのキブツやバットシェバで踊っていた人。男女デュオ。身体を密着させて展開。

Karbido『THE TABLE(Stolik)』

Edinburgh Festival Fringe 07年8月 @Assembly AURORA NOVA 木でできた四角いテーブルが楽器になっている。叩いたり、擦ったり、仕込んである弦を爪弾いたりして四辺に座った4人のおじさんが演奏する。なんかもっと劇的な要素を入れてくれないとなあ。いた…

Clipa Theater『ORPHEUS』

Edinburgh Festival Fringe 07年8月 @Assembly AURORA NOVA ん〜、よかった。コンテンポラリーダンス大国、イスラエルのカンパニーです(昨年来日してます)。僕の知るところでは、インバル・ピントやパパ・タラフマラのような世界に近いかな。でもそれらの…

オトノカケラ/怪紳士Kとアルハベッツ

07年5月 三条木屋町 アバンギルド ん〜すごすぎ。何がって、黒子さなえの動きが。日本はもとより、世界的にみてもああいう次元の動きを生み出せるダンサーってそうそういないんじゃないかと思う。特に腕が見せる高速の動きのときにそのすごさが際立つ。あれ…

黒沢美香&大阪ダンサーズ『jazzzzzzz-dance』

07年4月 Art Theater dB しっかしまあ、この出演陣の強烈さはどうだ。名前が並んでるだけでも壮観です。それぞれ抜群の個性を発揮する関西女性ダンサーが、ベテラン、中堅、若手入りみだれて集結。はたしてまとまるんやろかと心配になるぐらいに、普通はあり…

KIKIKIKIKIKI『サカリバ』

すごい変わりようでびっくりした。面白くなっている。今回、やはりオリジナルを発注した音楽(,G)に、いい方向に引っ張られたんじゃないか。

contact Gonzo『文脈の隙間に生まれた俺たちはおごそかに殴り合う−大大阪バージョン−』

大阪アートカレイドスコープ2007関連イベント 07年3月 大阪府立現代美術センター 展示室A いくつか入ってた取材や記録のカメラさんがあーきらかーに、パフォーマンスそのものじゃなくて、“そのパフォーマンスを見ている客”という構図を狙っていて、そしてち…

黒子さなえ/take-bow『カケラ-kakera-』

07年2月 アートコンプレックス1928 まずはソロの『白日夢 [改訂版]』。インタビュー(明倫art 2月)によると、演出アシスタントに野田まどかを迎えて、完全に振り写しをしながら制作したらしい。だから振りはきっちり付いてるってことか。でも観てるとすごく…

Kim Won『Being Involved / そこに関わる』

fromコリア。前半は非常に丁寧な引き締まったつくりで引き込まれたが、終盤はかなりグダグダな感が・・・。惜しい。

KIKIKIKIKIKI『どんどん駄目になってゆく』

トヨタコレオグラフィーアワードにノミネートされ、関西だけでなく注目度のあがる、きたまり主宰のKIKIKIKIKIKI。今作は女性ダンサー(平田里奈)1名に振付けられたソロ作品です。ソロを他人に振付けるダンスアーティストというのは結構珍しいと思う(いい意…

AnN-shitsu presents 「皮膚 -hifu- 立体裁断展の為のふたつの断章」(黒子さなえ・波多野敦子)

06年12月 北浜 cafe DETAJ 階段を下ったところにある入り口に降り立つと、吹き溜まった落ち葉がふかふかふか。運河と高速道の小脇に埋もれるようにして在る小さなお店です。ちょっとした廃墟感がいい雰囲気。第一部。波多野敦子のチェロと、黒子さなえのダン…

オトノカケラ(黒子さなえ)、ボリショイズ(デグルチーニ)

06年11月 SoundBar 吟遊詩人(弁天町) 大阪環状線の弁天町駅を降りる。古びた交通科学博物館の看板と、すぐ横には神戸大阪を繋ぐ国道43号線が流れる。排ガスの匂いはもはやしないが、取り残された昭和の空気がそこはかとなく淀む町だ。向かう吟遊詩人はまだ…

Ko & Edge Co.『DEAD 1+』

銀塗り舞踏。かっこよすぎ。肩で倒立する体は、完全に人間とは違う異形の生物に見える。そこから立ち上がる人間。なんでか感動的です。生まれた〜!って感じ。にしても人間って、私達は見慣れすぎてるからわからないけど、改めて見るとびっくりするほど異形…

コンスタツァ・マクラス&ドーキーパーク『I'm not the only one』

ダンストリエンナーレTOKYO2006 Dプログラム 06年11月 青山円形劇場 ドイツより来日。男1人、女1人。携帯電話でなんだかんだ言って笑いを誘ったり、歌を唄ったり、楽器弾いたり、男女絡みあったりなどガチャガチャと。ヨーロッパではこんなんが評価高いのか…

黒子さなえ+take-bow「オトノカケラ kakera-15」

今一番観たいソロダンサーは?と聞かれたら、黒子さなえです。とてもいいダンサーです。オトノカケラ。ギターとダンスの即興セッション。take-bowのギターもかっこいい。ずっと続けているシリーズのようなので、これからは観るぞ。 “黒子さなえ”でこのブロ…

グラインダーマン「IRON BUTTERFLY」

ビジュアル的にはかっこいいけど、やはりパフォーマーの動きのクオリティが低いのが気になるのです。