NIHON-BASHI SOIREE DE CLOTURE：日本橋最後の大宴会（デグルチーニ/高岡大祐/子供鉅人 欧州ツアー）
07年9月
＠Recyclart（ベルギー ブリュッセル）
ブリュッセル中央駅のひとつ手前、チャペルという名の鉄道駅がそのライブハウスの住所になっている。グラフィティの描き連ねられた高架下に、いかにもな感じでお目当てのRecyclart。実際は高架下ではなく、ずばり駅の旧構内がそのままライブスペースになっていました（天井に案内板がぶら下がっていたりする）。
時間になってくると、どんどんどんどんどんどんベルジャン集まる。チャージフリーなこともあるし、ここのスペースの常連のお客さんも多そう。今ブリュッセルで一番面白いライブハウスなんだろうきっと。置いてあるチラシを物色してみれば、来週にはKiiiiiiiのライブがここであったりする。
アンダーグラウンドなライブハウスとしてはかなり大きなスペース。それがお客さんでいっぱいに。数百人。詳細は不明。昨日のアントワープに比べると、客層も雰囲気もやっぱり都心やなあという感じです。現地在住の方だろうか日本人もちらほら。
スタートは10時半ぐらいだったか。暗闇のまま高岡大祐のチューバソロで始まった。ただ一本のチューバが鳴っているのだとは、にわかにイメージしがたいぐらいの音と響き。周囲を震わす威力のすごさに思わず鳥肌。
その後ウクレレソロを挟んで、BLACK LIGHT ORCHESTRAのライブステージへ。昨日は出てなかったので、久しぶりのBLO。なんというか、とてもマニアックな事をやっていると思う。音楽の技術的なことは分からないが、この芸能臭は私にはたまらん。子供鉅人のパフォーマンスも花を添える。ベルジャンもみんな珍しいものを見る子供のような目で子供鉅人を見ている。
少しのインターバルののち、聴こえてくるはちんどん囃子！ 子供鉅人の賑やかしとぶっきら編成のデグルチーニ一行が笛に太鼓に打ち鳴らしつつ、客をかきわけステージへ。ここからは、昨日と同じく対面ステージでデグルチーニとセプテンバリストの交互演奏。中央の花道ステージではもちろん子供鉅人。
デグルチーニの一声目には、フロアがどよめく。僕の前で見ていた女の子2人組は目を見開いて顔を見合わせ、歓喜の雄叫び。そうでしょう、そうでしょう。すごいほんとに。壮絶なまでに格好いい。確実に大阪のライブシーンだけで収まるようなパフォーマンスではないと思う。もっと世界でやってほしい。もちろんあくまでも拠点は大阪で。
そして大爆発の両ステージ合奏セッションが終わったのは、たしか3時頃？ あー終わったーとなんの疑いもなく帰途へつく。今日も朝からハードに観光していたので、もう足裏の骨、腰の骨が砕ける寸前。ほんとに限界オーバー。途中、足を屈伸して立とうとしたら本気で立てず、あやうくブリュッセルで野垂れ死にするところだった。気合でなんとか宿へ辿り着いて撃沈。ぐあぁ濃い1日だったー！！
そして後日談→→→なんとあの後まだライブが続いたことを知る（えーー！！）。しかもボリショイズ（おー！）やぶっきら兄弟がド派手にかましたそうだ。しかも朝5時半まで。。。。。観たかったけど、そこまで行っていたら私本当にブリュッセルで灰になっていました。まあそれも悪くなかったか。また大阪帰ったら観にいこう。
“NIHON-BASHI”
DEGURUTIENI デグルチーニ
KODOMO KYOJIN 子供鉅人
DAYSUKE TAKAOKA 高岡大祐
BLACK LIGHT ORCHESTRA
MATHIEU HA ET LES SEPTEMBRISTES
ちなみに、“日本橋”ツアーはこれで終わりですが、今度はボリショイズでこれからまだしばらくこちらで活動するみたい。ロンドン来てー。
