Noism 07『PLAY 2 PLAY −干渉する次元』
07年5月
兵庫県立芸術文化センタ 中ホール
舞台上の客席で観た。舞台上客席と一般の客席では観たものがけっこう違うと思う。石川勇太がけっこうセリフをしゃべっていたのなどは、一般客席では聴こえてないですよね。そういう意味では、面白い試みだったと思う。
作品自体には大いに疑問。ダンスにもまったく刺激がない。『sense-datum』などで実験した成果はどこに行ったんだろう? なんか最初の印象と同じような感じ。でも興行的には成功、というか、初めて観たお客さんですごく興奮している人が多かったのを目の当たりにしたので、それはすごい思う。まあでも、なかなかこの辺は難しいなあ。一見さんを喜ばし、さらに通客をも納得させるポイントに寄せるというね。そういう面で考えると、キリアンとかオハッド・ナハリンなんかはすごいよなあ、というのは結構思う。