▼このブログについて(更新停止中)
2004〜2009年夏頃までの関西のコンテンポラリーダンス公演をメインとした目撃録です。その時期に関西であったコンテンポラリーダンス公演の8割方は観てると思います。その他、民俗芸能、ストリップ、和太鼓、プロレスなども。2000年の維新派『流星』から見始めて、多い年は年間270本。2007年は、エジンバラフェスティバル、ダンスアンブレラなど半年に渡る欧州漫遊の記。2010年以降もぼちぼち劇場には出かけていますが、更新する時間はなくなり現在放置中のブログです。


和太鼓 倭 -YAMATO- 奈良公演

07年1月
奈良県文化会館 国際ホール

新年なので和太鼓が続きます。先日の打打打団天鼓につづいて、今日は倭(ヤマト)という集団。地元の奈良明日香村が本拠です。といってもこの後このまま8ヶ月、181回公演という怒涛の海外ツアー。すげえな。たぶん、今一番海外公演を重ねている太鼓集団じゃないでしょうか。パンフによるとエディンバラのフリンジで話題を呼んだ(98年)ことをきっかけに、今や世界からひっぱりだこ。

前半は遊び心満載で、太鼓やそれぞれの打ち手の魅力を十分に。パワフルで野性味溢れつつもスタイリッシュ(ダンスカンパニーで言うとバットシェバっぽい)。リズム遊びに観客を巻き込みながら、うまくパフォーマンスに引き込む手法は、打打打団もそうでしたが海外で磨かれた技かな。マイムなやりとりも上手くて、さすが。ただの和太鼓演奏ではなく、ザッツエンターテインメントなパフォーマンスです。そして後半はストイックに曲を聴かせる構成で〆。でも最後はアットホームなカーテンコールに地元の暖かさを感じました。