アジアで格安航空会社が飛びまくる日
帰りの飛行機で新聞読んでて見つけたのですが、これは期待。
全日空が格安航空会社 近距離国際線、合弁で設立へ
全日本空輸の山元峯生社長は11日、訪問先の上海で朝日新聞のインタビューに答え、近距離の国際線を運航する格安航空会社(LCC)を09年度にも設立する方針を明らかにした。
*asahi.comより
今回、ヨーロッパにしばらく住んでみて、いろいろ勉強になったのですが、なんだかんだ言って「やっぱこれが凄いな」と思ったのは、格安航空会社の存在。“こんな安くで飛行機乗ってヨーロッパ各国を行き来できるの!?”というのは、それはもう都市ブランディングだの文化政策だのをこまごま考えるより前に、“あぁこりゃ強烈だわ”と思いました。
例えばベルギー(フライト約1時間)に行ったときは、片道6000円ぐらいだったかな。直前に予約したのでこの値段ですが、もっと早く予約すれば3、4000円ぐらいで行けると思う。ロンドン→モロッコ(フライト3時間ほどだったか)だって、航空運賃自体は0.01ポンドでしたから。約2円。そこにTAXや空港使用料がプラスされて5000円ほど。モロッコ線だから特別安いわけではないですよ(モロッコは人気観光国、日本人が東南アジアに行くような感じで欧州人が行く国らしい)。他都市でもそういう値段が出まくっている。
上記のニュースのように、日本含めアジア圏でこれが実現するとしたら、それはもう大歓迎。そうなった時に日本の各都市がアジア圏内でどれだけ存在感を示すことができているか、これは各自治体にとってかなり大きいなあと。浮沈がかかります。キーになるのが“文化力”であることは言うまでもなし。(あ、そういえば欧州文化首都の件、また書きます)
ただひとつ、ヨーロッパと違ってアジアで難しいのは、やはり言葉になるか。ヨーロッパでは当たり前のように(サービス業、観光業に携わる人は特に)英語を使ってコミュニケーションできはる。アラビア語とフランス語が公用語のモロッコでも英語で普通に旅できたし。アジアでは漢字を統一するとかしないとかでゴタゴタしてますが、いやいや字体統一したところでなあ。
なんか海外行っていきなり国際人きどりになったみたいで嫌ですが、やっぱ英語な。日本も英語教育、きちんと考えなあきません。じゃないとアジアで孤立する。さあ英語、英語。私も引き続き勉強しなければならぬ。