ベルギー舞台芸術メモ(5) 〜つまるところは「街」のポテンシャルなのさ
こういうのも見つけたのでピックアップ。ベルギーでの公演について回想するチェルフィッチュ岡田利規。なんか、ベルギーの回し者みたくなってきたな。いや、たんにロンドンがあまり面白くないからなんですけどね。
終演後とか。いつも誰かが飲んだり食べたりしてる。例えば僕は「かもめ」をやった人と仲良くなった。他のフェスティバル・ディレクターも来てて、話ができる。これはブリュッセルという町が小さいからできるんだと思う。みんな夜の2時とか3時とかまでいて、歩いて帰る、みたいな。東京では難しいよね。
*岡田利規×中野成樹「チェルフィッチュ、世界的超感染力のゆくえ」(wonderland)
そういえば、まったく同じ話を中西理さんとエジンバラでした。街のサイズってナニゲに重要。ロンドンはやっぱ大きすぎ。
ブリュッセルは観客がおしゃれだった。それはファッションの面ではなくて、観客が明らかに教養のある人たちなんだよ。文化的で、教育を受けている、いわゆるeducatedな人たち。すごい尖がった作品を若い人や老夫婦も観に来てて、客層はさまざまだった。
*岡田利規×中野成樹「チェルフィッチュ、世界的超感染力のゆくえ」(wonderland)
都市の文化力、とか、ブランディング、みたいなテーマになると思うけど、これに関しては「欧州文化首都」って制度が欧州にはあって、これがかなり効いてると思う。これについてはまた別途。