裸
Noism04『black ice』の全国ツアーも明日の松本公演を残すのみ。東京公演も先日終了し、いろいろ感想が出てきています。読んでると、僕がびわ湖ホールで観たものから、多少の変化もあるようです。最後のソロではすべての衣装を脱ぎ去ったらしい。
コンテンポラリーダンスを観続けていると、全裸というのはそれほど珍しいものではないけれど、やはり最後パンツ1枚に隔てられたヨーロッパと日本の境界線というのは感じたりします。
なかなか、日本の振付家で裸身(それも男性)を使える人はいないと思う。もちろん、使える金森はさすがだ、という話では全然ないけど。。でも、そこで脱ぎたくなる感性というのは「やっぱヨーロッパなのかな」とは思いました。
僕が観た中では、裸身を作品中に出した振付家はアンジェラン・プレルジョカージュ(『春の祭典』)とイリ・キリアン(『BLACKBIRD』)。あと、大駱駝艦の向雲太郎振付『2001年壺中の旅』(id:cannon26:20041031)、これ笑撃の名作です。
・『black ice』→id:cannon26:20041106