▼このブログについて(更新停止中)
2004〜2009年夏頃までの関西のコンテンポラリーダンス公演をメインとした目撃録です。その時期に関西であったコンテンポラリーダンス公演の8割方は観てると思います。その他、民俗芸能、ストリップ、和太鼓、プロレスなども。2000年の維新派『流星』から見始めて、多い年は年間270本。2007年は、エジンバラフェスティバル、ダンスアンブレラなど半年に渡る欧州漫遊の記。2010年以降もぼちぼち劇場には出かけていますが、更新する時間はなくなり現在放置中のブログです。


Art Theater dB 神戸 オープン記念シンポジウム&パーティ

2009年4月29日 15:00
@Art Theater dB 神戸(新長田)

帰り際に気付いたんですけど、ここって元SITE-KOBEか。フェスゲのときは真下に大阪プロレスの常打ち小屋があったけど、またもプロレスとゆかりの深い場所ですね。SITE KOBEドラゴンゲートが若手主体の興行を定期的に行っていたハコ。dBに変わってもドラゲー興行は入るみたい。dBにプロレス観に行くのもまた一興です。

さて、記念すべき新劇場オープン。新長田へは大阪からでもJRの速いヤツに乗ったら3、40分ぐらいだったかな。意外と近い。新長田は初めて降りたが、震災後にできた街並みは広々としていて気持ちいい。駅前の商店街を歩いて5分強ぐらいで劇場につく。商店街に並ぶ大きな複合施設のなかにありました。

元ライブハウスということで、エントランスカウンターなんかも立派。ステージもけっこう大きい。客席も前より増えてる。アーティストにとってはやりがいになるんでは? アイホールほどではないけど、前のdBよりは大きな空間。天井高いのもいい。

シンポジウムでは金宣吉氏の話が面白い。新長田というのは在日アジアンを中心に非常に色んな文化が混在した地域。ペルー人(だったっけ?)のおうちに招かれたところ(誕生会だったっけ?)、そこにはペルー(じゃなかったかもしらん)土着の身体風習(祝いの踊りですね)がリアルに息づいていたという話。そんなのが溢れている地域なんだそうだ。

新世界時代は途絶えていた地域の盆踊りを復活させたdB。新長田でも何か面白いことがおこりそう。「神戸という大きなコミュニティではなく、まず新長田という小さなコミュニティにこだわってやっていく」とはdB代表大谷さんの弁。

その後のパーティでは、お祝いのパフォーマンスも。吾妻琳が格好いい。ますますファンになった。それから、以前から劇場でよくお見かけする観客の人と話していたら、毎度東京から来ているとのこと。すごい。新長田遠い、とか言ってたらあかんですよ。これから何度も来ることになるだろう新劇場。楽しみがつきません。まわりにはB級グルメもたくさん。

シンポジウム「地域社会にとってアートの果たす役割とは〜劇場を中心に〜」
  ---基調講演--- 
  加藤種男(アサヒビール芸術文化財団事務局長)、津村卓(北九州芸術劇場館長)
  ビデオレター:中島諒人(鳥の劇場主宰)
  ---ディスカッション---
  パネラー: 藤野一夫(神戸大学教授)、金宣吉(在神戸外国人支援センター)、
  岡登志子(アンサンブル・ゾネ代表)、福島史子(神戸アートビレッジセンター
  ファシリテーター:大谷 燠(NPO法人DANCE BOX)
オープニングパーティ
  ご祝儀舞: 吾妻琳、伊藤愛+塚原悠也、Ten