▼このブログについて(更新停止中)
2004〜2009年夏頃までの関西のコンテンポラリーダンス公演をメインとした目撃録です。その時期に関西であったコンテンポラリーダンス公演の8割方は観てると思います。その他、民俗芸能、ストリップ、和太鼓、プロレスなども。2000年の維新派『流星』から見始めて、多い年は年間270本。2007年は、エジンバラフェスティバル、ダンスアンブレラなど半年に渡る欧州漫遊の記。2010年以降もぼちぼち劇場には出かけていますが、更新する時間はなくなり現在放置中のブログです。


ふわっと舞う件について その2

その1はコチラ


んー・・・・・・


今度はプジョーが飛んだ・・・・・・


6月1日に行われたルマン24時間に向けてのテストデーで、プジョーを駆るマルク・ジェネが宙を舞うクラッシュ。ドライバーは打撲と足の指を骨折する怪我だけで済んだ模様。マシンは全損。



こないだのステファン・オルテリとほぼ同じ状況の事故ですね(youtube)。。。でまたautosport.comの記事が、、

前回↓
Ortelli: I thought I was going to die
今回↓
Gene: I thought I was going to die


「死ぬかと思った」って記事が連載モノみたいに出るカテゴリーってどうなのよ。


で、少し調べていたのですが、とても興味深い分析を見つけた。

映像を見ると、左コーナーの立ち上がりで左回転でスピンして横向きにすっ飛び、コースオフを切っ掛けとして、車体右サイドから床下に空気が進入し、マシンが浮き上がったように見えます。
(中略)
本来、このように挙動を乱した際に、床下の空気を抜き易くする為に採用された床下のデザインですが、これを見ると、それ故にサイドから床下に空気が進入し易くなっていたのではないかと思ってしまいます。
何故プジョー908は空を飛んだか? : Garage 43 blog


たしかにオルテリのクラッシュも、横向きになったところで一気にマシン下面にエアを孕んで離陸しています。99年あたりの事故はすべて、直進走行するマシンがそのままノーズを持上げてバック宙するというものでした。それは、走行時に前方から床面に流れ込む空気を処理しきれずに溜め込んでしまい、結果車体が浮き上がるというものでした(もちろんもっと複合的な原因ではあるが)。その対策として、マシン下面に入った空気をいかに滞りなく抜き出すかという観点の改良が多々施されたのが今の車です。ということで、車のサイドにはエアの出口があれこれ口をあけているわけですね。

前向いて走ってるうちはいいですが、その車が時速数百キロで横向いたら・・・・・エアの出口だったとろは入り口に変わり・・・・。うーん、実際にどうかは分かりません。

しかし、同じ状況の事故が連続して起こったという事実を重く受け止めて、ACOや各チームには事を進めてほしい、本当に。99年メルセデスウルトラC級バックフリップのときも、クオリファイから同じような事故が起こっていたのですから。