Prodigal Theatre『Queen of the Slaughter』
Edinburgh Festival Fringe
07年8月
@Assembly AURORA NOVA
フィジカルシアターという分類は日本ではそれほど馴染みがないですけど、ヨーロッパではわりと普通に使うジャンル名称のようです。ブリティッシュ・カウンシルのアーティスト名鑑を見ていると、フィジカルシアターや、あと、似たようなものでダンスシアターといった分類(どういう使い分けか不明)が普通に使われている。
地元イギリスのProdigal Theatre『Queen of the Slaughter』は、たぶんこのフィジカルシアターというジャンルにあたる作品だったように思う(ほんまか?)。セリフがあれば(多少のセリフはすでにありますが)、そのまま演劇になりそうなぐらいに明確なストーリーが仕立てられていました。ちょっとサスペンスな感じ。
実のところ、このようにストーリー性を含んだものはあまり好きではないのですが、この作品はサスペンスな展開がうまく舞台上でのパフォーマーの駆け引き(身体と空間の構成)に昇華されていて、わりと楽しめた。
※追記→フィジカル・シアターについてはその後、理解が進んだので項を改めて書きます。