うおぉ!友岡賛や!!!
本屋で思わず声上げて唸ってしまった(恥)。近頃は“さおだけ屋どうのこうの”を筆頭に会計学絡みの本がブームになっていますが、私はずーっと思ってたのです。会計本といえば友岡賛しかおらんやろ!と。そして、ついにきたね。ちくま新書グッジョブ!もち即買い。
- 作者: 友岡賛
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/12
- メディア: 新書
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そういえば昔、友岡賛について他のブログで書いたレコメン文章を転載しよう。
■会計学事始め(2005年2月)
会計学をこれから勉強しようとする人、大学で会計学に苦しめられてる人にぜひおすすめしたい会計学者を紹介しよう。会計学をはじめるならまずこの人の本から読むべし!
友岡賛(ともおかすすむ)
1.『会計学の基礎』 (編; 有斐閣,ブックス・シリーズ,1998)
2.『株式会社とは何か』 (講談社,現代新書, 1998)
3.『歴史にふれる会計学』 (有斐閣,アルマ・シリーズ,1996)
4.『アカウンティング・エッセンシャルズ』(福島千幸との共著;有斐閣,1996)
5.『近代会計制度の成立』 (有斐閣,1995)
6.『会計破綻―会計プロフェッションの背信』 翻訳 (税務経理協会,2004)
特にオススメは講談社現代新書からでている『株式会社とは何か』。
この本は会計学の専門書じゃないので、会計学に興味のない人にもオススメしたい。株式会社とは何かを、会計学的な視点から解き明かした本で、これを読めば株式会社と、それにともなう会計の歴史も知ることができる。無味乾燥に思えた会計学が楽しくなる事うけあいである。そして、ただ内容だけではない。読んでもらえば一発でわかるのだが、この友岡賛という人、文章がとてつもなく変!変と言ったら語弊があるかもしれないが、とにかく強烈にクセのある文章を書く人で、読み出したらやめられない。ホントここまでオリジナリティあふれる「文章芸」は稀有である。それをイチ学者が魅せてくれるのだからたまらない。お勉強的な本ではあるのだが、エンターテイメントとして充分楽しみながら、知識を得ることができる。天晴れな仕事だ。
その他の著書は、さすがに学術書もあるので、『株式会社〜』ほどトバした文体ではないが、やはり読み物として会計学への興味をかき立てられる内容だ。大学などではいきなり「会計学概論」みたいな分厚い本を前にして、勉強する気を萎えさせられる学生も多いと思う。会計士・税理士などを目指している人ならともかく、なかなかとっつきにくい会計学ではあるが、友岡氏の著作に触れてみることで、そうした意識は吹き飛んでしまうだろう。とりあえず『株式会社とは何か』 、新書で安いから読んでみてはいかがか。
- 作者: 友岡賛
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/01
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