アンサンブル・ゾネ『Driving in a Nail -釘を打つ-』
2006年2月
神戸アートヴィレッジセンター
垣尾優をじっくり見ることができたのが収穫。ほんとに面白いダンサーです。動きの精度はバッチシ高いし、さらに佇まい、そして表情もいい。コンテンポラリーダンスってのは、まあ「現代芸術」なわけですが、垣尾優は「日本美術」って感じ。書とか。仏像とか。まあ見た目が僧ですしね(坊主頭⇒僧=短絡的でスマン)。
そんな事を思った続きでアンサンブル・ゾネの作品についても考えてみると、「日本的」、「和」ってのがキーワードになるかもしれない。いやまあ率直な感想は「地味やなあ(笑)」なんですけど、別にそれをネガティブに感じてるわけじゃないので、何かほかに言いようはないかなあ、と思ってて、ああ「日本的」、「和」ってのはありやな、と思った次第。
タイトルの「釘を打つ」って、まさしく「日本的な身体」ってイメージがなくもない。ヨーロッパ人もトンカチトンカチやるのかな?