アンガールズ、大阪のおばちゃん

NHK新人演芸大賞を観る。ノミネートは演芸部門：青空／アンガールズ／麒麟／千鳥／東京０３／トータルテンボス。落語部門：桂かい枝／桂よね吉／三遊亭歌彦／立川志ら乃／柳家三三。で、演芸部門は【麒麟】、落語部門は【桂かい枝】が大賞。最初の方は見逃したので、演芸部門は千鳥とアンガールズしか観れず。

あんま観た事無かったんですが、アンガールズはかなり面白かった。ネタ的にも面白かったけど、個人的には体の動きを注視してしまう（笑）。二人とも身長180cm以上で体重が60kg以下。何気ない仕草でも重心が安定せずに揺らぐ。そこに独特の空気感、浮遊感が生じる。アンガールズの面白さの秘訣である。ファッションショーのネタだったのだが、実際のスーパーモデルのウォーキングに見られる独特の不安定感も思い起こされた事もあって、余計に体の動きに見入ってしまった。

落語は新作を披露した桂かい枝が一番見ごたえがあった。でも、大阪のおばちゃんがどうのこうのというネタには辟易とする。ついこないだもオレオレ詐欺の被害が大阪はとても少ないという話題で、「偉いっ！大阪のおばちゃんはね〜、こんな（以下略）」というトークを嬉々として繰り広げた関西タレント（及び台本を書いた構成作家）の思考停止ぶりには、ため息しか出なかった。