大駱駝艦・壺中天公演『2001年壺中の旅』
2004年10月
Art Theater dB
壺中天公演とは大駱駝艦のメンバーによるスタジオ公演のこと。昨年につづき、2回目の来阪。前は『うしろのしょうめん』〔振鋳(=振付)村松卓矢〕を観た。ちなみにこれMyランキング1位(id:cannon26:20040811)。今回は向雲太郎振鋳による2作品が来阪。
大スペクタクルの駱駝本隊もいいけど、小劇場で濃密に舞踏を満喫できる壺中天もかなりおすすめ。でまた、とても自由に作品つくってるんですわ。アングラ前衛バリバリの舞踏じゃあもちろんなくて、一言で、そして大阪的に言えば「アホやな〜」という…。『2001年壺中の旅』。こんなにアホパワー炸裂した作品って、他のジャンルを見渡してみてもそうそう無いよ。素晴らしい。
なんてったって、丸出しですから。女性がフルヌードで踊るダンス作品は今までも何度か観た事あるけど、さすがに男性のフルヌードは初めてです。つーか、これ書いていいんでしょうか(笑)。まあ、鳥肌実のそれは猥褻物陳列罪でしかるべきだとしても、駱駝のそれは「芸術」ですから。亀頭まできちんと白塗りですから。大丈夫でしょう。今出てる『美術手帖』誌もたくさんペニス掲載されてることですし。
相変わらず、捩子ぴじんは良いダンサーだ。群舞でも捩子ぴじんにどうしても目がいく。痩身で太ももも細いので挟みこみにくそうだったのは笑えた(←観た人はわかる)。