▼このブログについて(更新停止中)
2004〜2009年夏頃までの関西のコンテンポラリーダンス公演をメインとした目撃録です。その時期に関西であったコンテンポラリーダンス公演の8割方は観てると思います。その他、民俗芸能、ストリップ、和太鼓、プロレスなども。2000年の維新派『流星』から見始めて、多い年は年間270本。2007年は、エジンバラフェスティバル、ダンスアンブレラなど半年に渡る欧州漫遊の記。2010年以降もぼちぼち劇場には出かけていますが、更新する時間はなくなり現在放置中のブログです。


神戸女学院舞踊専攻第3回公演 Words from afar

2009年2月28日 14:00
神戸女学院大学 エミリー・ブラウン記念館スタジオA

島崎徹率いる神戸女学院舞踊専攻。島崎徹は相変わらずトークが冴えている。幕間幕間に出てきてのしゃべりがとても面白い。聞くところによると、海外含めけっこう上演のオファーが来ているようです。神戸女学院は今度どうこの舞踊団を展開するつもりなのかな。来年は4学年がそろい、次の年はいよいよ卒業生も出てくる。うまく大学のブランディングと結びつける形で、プロフェッショナルな舞踊団を大学主体で運営できないものですかね。近所の兵庫県立芸術文化センターと提携してレジデンスカンパニーを創るとかでもいい。兵庫神戸のダンスシーンは、dBの神戸移転やファッション美術館周辺など盛り上がってます。神戸女学院舞踊専攻もその中心を担う存在であるべきだろう。

学生ダンサーの踊りのレベルは高い。受付担当の学生さんのレベルも高い(お顔とかの)。最後に上演された『The Triumph of Love』はグラハムテクニックのマスターピースとのこと。かつキリスト教系の学校にピッタリのテーマということで「学校のお偉いさんの覚えもめでたくしといて(笑)」という作品。島崎自身の振付作は、どちらかというと粗野で荒々しいところが魅力なので(ほんとに音楽はジプシーブラスみたいなのが好きみたい)、ちょうどそういう作品と綺麗な作品でバランスが取れていいなと思う。

出演:神戸女学院大学音楽学音楽学科 舞踊専攻生
振付:David Earle、Owen Montague、Toru Shimazaki、Naoko Murakoshi   
ゲストダンサー:Graham Mckelvie、佐々木信彦、山中大輔、井水類、Clinton Draper、仙名 立宗

『Patch work』(振付:島崎徹)
『小さな別れ』(振付:島崎徹)
『Subtle Currents』(振付:Owen Montague)
『10.〜』(振付:村越直子)
『The Triumph of Love』(振付:David Earle)