ピーピング・トム 『土の下/Le Sous Sol』
2009年2月18日(水)19:00
@伊丹アイホール
ベルギーより。土砂に埋まった舞台では、その土の中からニョキニョキと人が出てきたり、ズブズブと人が飲み込まれたり。オペラ歌手や、お婆ちゃんや、近所の素人までが舞台にあがり、繰り広げられるのは奇妙な御伽噺のような悪夢のような。
しかし、このあっけらかんとした感じは、なんというかベルギーっぽさかも。おおらかで、ユーモアが失われることはない。そうしたベルギーの土壌がそのまま舞台に乗っているような作品と感じた。当日パンフには、ベルギーのパフォーミングアート事情を解説するけっこうがっつりしたテキストがわざわざ添付されていたり。
とは言うものの、特に引き込まれることなく時間が過ぎる。いまいちだったなあ。。観客は大入り満員でアツい。30分も時間空いてのポストトークだったのに、ほとんどが残って聞いていた。
*ベルギー舞台芸術メモ(1) 〜言語で分断されてるって…、それって国としてどうなの?
*ベルギー舞台芸術メモ(2) 〜不思議の国ベルギーからアジア共同体へ
*ベルギー舞台芸術メモ(3) 〜ドイツもコイツもベルギーも(?)
*ベルギー舞台芸術メモ(4) 〜神戸に専門家がいた☆
*ベルギー舞台芸術メモ(5) 〜つまるところは「街」のポテンシャルなのさ