なにわ橋駅!ダンスサーカス(1日目)
08年12月6日 18:00
@京阪中之島線なにわ橋駅 アートエリアB1
FUPRO-ject(なんて読むのか分からんけど)が印象的だった。女性4人組(ん、3人だったっけ?)。振付はLo-lo Lo-lo(ローロローロ)を率いていた田岡和己だ。個人的にすごく期待の大きかったローロは事実上の解散状態にあるようで、田岡の振付はこのユニットでしか観られない(たぶんね)。「踊りたいうちはボチボチでも踊ろうよ」というコンセプトのユニットとのことだが、田岡和己という振付家はボチボチとやってもらうには非常にもったいない!(ガツガツやってほしいな)。
特に、空間を編み込んでいくようにして複数のダンサーがコンタクトを伴ってループする動きが、毎度のことながら面白かった(前はメビウスの輪みたいと書いたな)。この作品中に出てきた「あやとり」や、タイトルの「橋をかけること」というのは、ある種、田岡の振付と通底するモノのように思われる(ザ・強引)。構造力学とかジオメトリーがつくるダイナミズム。調和も生めば反発も生むエネルギーの相互作用が激しくダンサーを動かしてゆく。うーん興味深い。音楽もまた良かった。
宮原一枝×白水マサキ 『カーネーション』
FUPRO-ject 『橋をかけること』
ウミ下着 『咲かせてみて』
吾妻琳 『頭痛フライ』
f/p 『ある日の出来事』