アンサンブル・ゾネ『Still moving』

KAVCダンスフロンティアvol.19 アンサンブル・ゾネ 国際共同制作作品
08年11月23日　19:00
＠神戸アートビレッジセンター　KAVCホール

なかなか簡単なことではないと思われる、この大人数（15人）による群舞作品を実現したことにまずは拍手。アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルあたりを思い起こさせるような、構築性の高い群舞の振付は見事なものでした。岡登志子すごい。

しかし、やはりダンサーのレベルが揃ってこないのが残念。。このメンバーはカンパニーのレギュラーメンバーというわけでなく、この作品のために参集したかたち。そこの限界というのは痛いほど見えるので、あ〜もったいないなーと。

これは言いすぎかもしれないが、あえて言うと、これではワークショップの発表公演に毛が生えた程度のものに見える。そこは、カーテンコール時のダンサーの表情を見れば、あからさまに分かってしまうものだ。技術的なものだけでなく、という話。

■構成・振付・演出
岡登志子
■音楽監督
高瀬アキ（ライブ演奏）
■出演
Annelise Soglio、垣尾優、伊藤愛、岡本早未、山岡美穂、井筒麻也、糸瀬公二、生駒里奈、岡崎愛、桑野聖子、高見智征、ノブタアイコ、樋口景、井澤佑治、岡登志子

＊『Light, Wind, Ash and Mountain - 光と風と灰と山 -』（07年2月＠KAVC）
＊『Driving in a Nail -釘を打つ-』（06年2月）
＊『Way in the Dark 闇の中の道』（02年1月＠KAVC）