▼このブログについて(更新停止中)
2004〜2009年夏頃までの関西のコンテンポラリーダンス公演をメインとした目撃録です。その時期に関西であったコンテンポラリーダンス公演の8割方は観てると思います。その他、民俗芸能、ストリップ、和太鼓、プロレスなども。2000年の維新派『流星』から見始めて、多い年は年間270本。2007年は、エジンバラフェスティバル、ダンスアンブレラなど半年に渡る欧州漫遊の記。2010年以降もぼちぼち劇場には出かけていますが、更新する時間はなくなり現在放置中のブログです。


大阪BABA <one-Dance>(野田まどか/山田知美)

dB Physical Arts Festival 2008 <大阪BABA>
08年10月11日 15:00
@フジハラビル(大阪・天満)

天神橋筋商店街の南端近く、大正モダンなレトロビルディングが本日の舞台です。one-Danceとはダンスボックスの若手ステップアッププログラムの最終段階のプログラムで、選ばれしは野田まどか、山田知美の女性ソロ2名。

まずは、野田まどか。コンテンポラリーダンサーらしからぬ演技力と歌唱力で、がっつり関西のお客さんの心をつかむアーティストです。目鼻立ちくっきりな美人さんですが、しれっと変態的なパフォーマンスをやってのけます。

開放的なテラスから室内の白壁に陽光が差し込む最上階の部屋を舞台に、まずはひとしきり歌ってみせたりしたのち「それでは始まります」と(まだ始まってなかったのね)本編に。一転、引き締まったダンス作品を披露しました。野田まどかも僕の中では京都クオリティに属する作家。繊細で丁寧、素材の味(身体の生々しさ)を大切にする作品でした。

休憩後、真っ暗な地下室へ移動し山田知美。何度も観ている『駄駄』。相変わらずすごいと思う。ただこの次がどうなるのか(さすがに『駄駄』はここらあたりで封印だろう)が、心配であり楽しみでもある。

1st part: 野田まどか『生のっ!』  振付・出演:野田まどか
2nd part: 山田知美『駄駄』  振付・出演:山田知美