humancase 飼う、育てる、他者を。 [カケラ企画]
08年07月
@京都西陣 space ALS-D
烏丸からバスで30分ほど。千本鞍馬口という停留所で降りる。西陣なので、先日来た西陣ファクトリーGardenの近くになるのだろうか。下町風情の通りをしばし歩くと道案内にスタッフが立っている。そこからちょっと路地に入った所にあった。案内がないと確実に分からんだろう。なんせ普通の長屋だから。
space ALS-DはALS(筋萎縮性側策硬化症)患者の方の家につくられた新しいスペース。発病される前は、手技治療師として多くのダンサーの身体のケアをされていた方だそうだ。徐々に運動機能が奪われてゆくという難病を抱えながら生活している、その傍らで生み出されるライブパフォーマンス。
玄関を入ると、いきなり激狭激急な階段。ぶっちゃけ太っている人は中に入れないだろう。年配の方にも激しく難関だと思う。んでまあ、あがると受付。そしてまた向こう側へ激狭激急な階段を降りると、そこが小さなライブスペースに。こんなバリアフリーを逆行するようなスペースのあり方は、ここのコンセプト的にありなのだろうか、とは思った。
さてhumancase。take-bowと黒子沙菜恵(さなえ改め)を中心としたパフォーマンスシリーズ「オトノカケラ」のスペシャル版みたいな感じ。天井から吊り下げられた白幕と一体化した衣装が面白かった。
参加アーティスト:
河崎かなみ(衣装、宣伝美術)
黒子沙菜恵(黒子さなえ改め。コンテンポラリーダンス)
take-bow (音楽、ギター、絵)
野田まどか(コンテンポラリーダンス)
福井悠平(映像)
藤林昌奈(映像)