セレノグラフィカ presents 西陣・世田谷ダンスプロジェクト「短編小説」
08年6月
@西陣ファクトリーGarden
阪急河原町からバスで20分強。西陣の路地奥にある町家でダンス。この西陣ファクトリーGardenというスペースは、山海塾での仕事で有名な照明家岩村原太が主宰。家の中に入ると床も天井もなく、土間のようなポッカリとした空間になっていて、光の差し込む窓際にアクティングエリアが設けられている。2、30名入ったらいっぱいくらいかな。
今作は西陣・世田谷ダンスプロジェクトとして、京都のセレノグラフィカと東京の吉福敦子が共演。ささやかに3つの短編が紡がれる。ご近所さんが夕涼みがてらにふらっと訪れて観るという、そういう空気感。リノリウムのマットではなくて、畳の上とかがいい。パズルのような入れ子の箱に翻弄される阿比留修一のシーンが印象に残った。
西陣・世田谷ダンスプロジェクト「短編小説」
「私の語る番ですか?」/シリトリジンギ/この小さな箱
振付・演出・出演:阿比留修一、隅地茉歩、吉福敦子
デザインコンセプト、演出、美術・照明:岩村原太
創作協力:青木勉(仕掛けのある箱馬)、小早川保隆(寡黙な音響家)、藤友陽子(銅板画)