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2004〜2009年夏頃までの関西のコンテンポラリーダンス公演をメインとした目撃録です。その時期に関西であったコンテンポラリーダンス公演の8割方は観てると思います。その他、民俗芸能、ストリップ、和太鼓、プロレスなども。2000年の維新派『流星』から見始めて、多い年は年間270本。2007年は、エジンバラフェスティバル、ダンスアンブレラなど半年に渡る欧州漫遊の記。2010年以降もぼちぼち劇場には出かけていますが、更新する時間はなくなり現在放置中のブログです。


建築・古楽・タイガース

今日は“甲子園の歴史と文化を守り育てる会”の設立シンポジウムへ。

会場の甲子園会館(旧甲子園ホテル)は初めて入った。フランク・ロイド・ライトの弟子の遠藤新という人による作らしいが、なんか南米や東南アジアというか、ちょっと超古代文明っぽくて奇怪。今は武庫川女子大学が持っていて、最近新設された建築学科のキャンパスが隣接している。

目を見張るような装飾が施されたホールで古楽のコンサートも。古楽も初めて。西宮市は日本有数の古楽のプロ楽団がふたつも本拠を構えている街だそうで、そうした古楽の普及にも力を入れていくそうだ。古楽ってのは、要するに古い楽器を使ってクラッシックを演奏すること。なぜかというと、下記引用。知らないでいたら、なにげに衝撃的だ。

ピアノ、ヴァイオリンなど、現在普通に使われている西洋音楽の楽器が今の形にほぼ完成されるのは今からわずか百五十年ほど前、19世紀も半ばを過ぎた頃です。ですから実は、バッハの時代、そしてモーツァルト(1756年〜1791年)、ベートーヴェン(1770年〜1827年)の時代にも、今とは違う楽器が使われていた、今の楽器はまだ存在しなかった、ということになるのです。
http://kobe.qlep.com/detail_article.php?cc=201&nn=5&dt=1

井上章一による基調講演はタイガースネタ。下記の本に詳しく記されている内容だが、これがおもしろい。関西だったら確実に鉄板。

阪神タイガースの正体

阪神タイガースの正体

コンサートでは井上章一のピアノ演奏も! まったくの独学であんなにひけるようになるとは、おそれいります。

会長挨拶
北夙川不可止(歌人)

基調講演
講師:井上章一国際日本文化研究センター教授

パネルディスカッション(阪神間・甲子園の歴史と文化、そしてこれから)
パネリスト:
井上章一
畑儀文(武庫川女子大学教授・バロックコアテレマン指揮者・声楽家)
堀江敏樹(ティーハウスムジカ代表)
生駒信夫(登録有形文化財生駒ビルヂングオーナー)
北夙川不可止(歌人)

ニコンサートコンサート(ジャズ&古楽)
出演:
畑 儀文(ジャズヴォーカル&テナー)
中村朋子(ソプラノ)
西村喜子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
井上周子(バロックリュート)
井上章一(ジャズピアノ)