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積読状態だったのを読了。古代日本を舞台した伝奇SF。

ハルカ 天空の邪馬台国

何を隠そう、あの伝説のRPGゲーム“天外魔境”シリーズの幻に終わってしまった続編（PC-FXで出るはずだった第3作目）の構想を下敷きにした小説。著者は天外シリーズに深く関わったゲームデザイナー氏（こちらインタビュー）。インタビューでも名前が出ている山田風太郎や菊池秀行、または半村良などの伝奇小説のエッセンスが詰まった作品で面白かった。ライトだけどエログロもきっちり。でも基本は「ボーイミーツガール」、時空を超えた淡い恋物語。思わず高校時代とかを思い出したりしてね。ちなみに邪馬台国は天空に浮かんでいたという設定だ。魏志倭人伝の伝えるとおりの場所だったら、本当に九州の南海上上空になるんですね。