The 7 Fingers『TRACES』
Edinburgh Festival Fringe
07年8月
@Assembly George Street
中西さんから“これは当たり”と薦めてもらい観てきました。ケベックから来ているシルク(サーカス)系の作品です。ほかにもヌーヴォ・シルク系はいくつか来ているのですがノーチェック、そもそもシルク・ドゥ・ソレイユすらまだ観にいった事ないので、ほぼ初体験かも。
とここで話はまったく変わりますが、僕がまだ小学校1年生のころ、住んでいた町にサーカスが来て、そこの団員の子供さんが同じクラスに転入してきたそうな。で、僕はその子と仲良しになって、サーカス小屋に忍び込ませてもらったりして、いつも一緒に遊んでいたんだそうな。でも、僕にはここの記憶が一切ないのです。親から聞いて、ああそんな事があったような気もするかなあ…、ぐらい。催眠術でもかけて思い出してみたい記憶のひとつ。その子は今頃どうしてるだろうか。どこかの町で空中ブランコにでも乗っているだろうか。
話は戻って(その子がまさに今ぼくの目の前で!!なんてドラマチックな展開はないので悪しからず)、『TRACES』ですが、先ほどシルク・ドゥ・ソレイユを引き合いに出しましたが、ああいうのとは全然違う。アメリカの下町っぽいストリートを舞台にしたスタイリッシュなパフォーマンスです。男性4人女性1人の出演者全員が、コンテンポラリーなダンスから、ポールや輪くぐりなどのアクロバチックなサーカス技、さらにはスケートボード、はてはピアノ演奏まで、すべてをオールマイティにこなして次々と見せていく。演出も格好よく、かなり楽しかった。観客もオールスタンディングオベーション。満足満足。