京都の暑い夏2007「ビデオサロン特別編 ヴィデオ・ラマ」
07年4月
関西日仏学館 稲畑ホール
トリシャ・ブラウンの振付のすごさを改めて実感。あのような緻密に振付けられた群舞を志向する振付家が日本の若手で出てきて欲しいもんだ。
あとクリスチャン・リゾーの作品がものすごく良かった。ダンサーはひとりも出てこない。薄いワンピースが向かい合ってハンガーにかけられ、モービルのように天井から釣られていて、手を繋ぐように腕の部分は繋ぎあわされている。床には小さな扇風機がたくさん置かれて、上を向いて首を振っている。その風にときおり煽られて、釣られたワンピースがダンスするように動く。照明と音楽も相まって、極めておっしゃれーな作品。ないやろうな〜と思ってyoutubeを検索したら、・・・あった!!ちょっとだけの抜粋ですけど。
http://www.youtube.com/watch?v=fqG7rwR3hfM
一度、アイホールでリゾーの作品は観たことあるが、もっと他にも観てみたい作家です。
▼企画・作品紹介:
エマニュエル・ユイン(アンジェ国立振付センター・芸術監督)
▼上映作品:
『A Vida Enorme/Eisode 1(仮題:偉大なる命/エピソード1)』
振付:エマニュエル・ユイン、2004年/20分
『ゴールドベルク変奏曲1番〜15番』
振付:スティーヴ・パックストン作、1992年/26分
『Projet de la mati?re (仮題:物質プロジェクト)』
振付:オディール・デュボック、2004年/25分
『セット・アンド・リセット』
振付:トリシャ・ブラウン、1985年/22分
『ポリエステル100% 』
振付:クリスチャン・リゾー、 2001年/10分
関連記事:
*トリシャ・ブラウン@彩の国さいたま芸術劇場(06年3月)