▼このブログについて(更新停止中)
2004〜2009年夏頃までの関西のコンテンポラリーダンス公演をメインとした目撃録です。その時期に関西であったコンテンポラリーダンス公演の8割方は観てると思います。その他、民俗芸能、ストリップ、和太鼓、プロレスなども。2000年の維新派『流星』から見始めて、多い年は年間270本。2007年は、エジンバラフェスティバル、ダンスアンブレラなど半年に渡る欧州漫遊の記。2010年以降もぼちぼち劇場には出かけていますが、更新する時間はなくなり現在放置中のブログです。


花沙『hana』

cannon262007-03-31

DANCE BOX vol.138 one-Dance
07年3月
Art Theater dB

花沙(はなさ)。女性ソロです。あまり知らなかった人ですが、すごくいい踊りでした。昨年のdB10周年のときに出てたのに、なんで気づかなかったんかな。

ポロン・・・ポロン・・・と静かにつまびかれる弦の音が流れる空間。細やかな指先の動き。愛撫するようにまわりの空間をなぞってゆく。なでたり、こそばしたり。さぞかし気持ちいいだろう。まわりの空間がね。

そうそう、康本雅子はエロじゃない!とこれまで2回ほど書いてきて、これで3回目を書いてやったわけだが、それはさておきこの花沙は「エロ」って言葉でもって評価されても異存はないです。チラシにはdBの大谷氏が「正装したエロス」と言葉を寄せている。【駄ダンスは済んだだ】さんのレビューもいいなあ。そして私はといえば、彼女を見ながらアダム徳永を連想してしまう。