クリティカル・レスポンス・プロセス
京都ダンスプロダクション
07年2月
京都芸術センター
伊波晋のレスポンスタイムで、ちと冷静さを失う。気持ち悪い動き大好きっ子なもので。。。いずれにしろ、なぜ映像を使おうとするのかなぁ、というのは今回に限らずダンス公演を観に行ってよく思わされることのひとつ。身体と空間でシビアに勝負すれば、映像なんか邪魔なだけと思う。
KIKIKIKIKIKIでは持ち前の消極性を発揮して発言できず・・・。しかし、『サカリバ』を「盛り場」でイメージしてる方があんなに多いことに驚いた。それで、内容と合っていないと言う。まてまて、それでタイトルを替えるなんてとんでもない。僕などは逆に「サカリバ」という言葉こそを芯において、内容をもっとその言葉に近づけるよう考えるべきだと思う。うっかり足を踏み入れると、たちまちに襲い殺されてしまいそうな怖さを感じる言葉。英語表記の「beehive(蜂の巣)」もバッチシ決まってる。前に観たときは、それを「辺界的な雰囲気」と書いてますね。今回の上演は洗練されてしまって、そういうところがなくなっていたのはたしか。
Monochrome Circusについては、正直作品については言うことないんです。ダンサーがどこまでいけるかがすべて。
伊波晋『handance 海蝉』
KIKIKIKIKIKI『サカリバ』
Monochrome Circus『きざはし』