空也踊躍念仏厳修(かくれ念仏)
06年12月
京都 六波羅蜜寺
六波羅蜜寺は祇園から少し南に下ったところにあるお寺。空也踊躍念仏はこの時期、夕方30分だけ公開しています。それほど大きくもないお寺ですが、行ってみるとお堂にギッシリ人が集まってます。若人や外国人も多い。
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4、5名のお坊さんが「モーダーナンマイト」などとヘンな呪文を唱えつつ、お辞儀を繰り返すように頭を上げ下げしながら堂内をぐるぐる。特徴的なこの辺りの所作は、空也の時代からそのまま今に残っているそうです。“ヘンな呪文”というのは、実は当時(鎌倉時代)、お念仏(南無阿弥陀仏)を唱えることが弾圧されていて、バレないように。
ちなみに途中で、なぜか全員がお堂の奥に隠れてしまうという場面がある。空也のときからガチでそんな場面も盛り込んでいたのか、それとも後世付けられた演出??ちなみにちなみに、「かくれ念仏」という呼称は、あとでマスコミが付けたネーミングだそうです。なので、もしかしたら見世物用としてつけられた演出なのかもしれませんね。