▼このブログについて(更新停止中)
2004〜2009年夏頃までの関西のコンテンポラリーダンス公演をメインとした目撃録です。その時期に関西であったコンテンポラリーダンス公演の8割方は観てると思います。その他、民俗芸能、ストリップ、和太鼓、プロレスなども。2000年の維新派『流星』から見始めて、多い年は年間270本。2007年は、エジンバラフェスティバル、ダンスアンブレラなど半年に渡る欧州漫遊の記。2010年以降もぼちぼち劇場には出かけていますが、更新する時間はなくなり現在放置中のブログです。


空也踊躍念仏厳修(かくれ念仏)

06年12月
京都 六波羅蜜寺

六波羅蜜寺祇園から少し南に下ったところにあるお寺。空也踊躍念仏はこの時期、夕方30分だけ公開しています。それほど大きくもないお寺ですが、行ってみるとお堂にギッシリ人が集まってます。若人や外国人も多い。

4、5名のお坊さんが「モーダーナンマイト」などとヘンな呪文を唱えつつ、お辞儀を繰り返すように頭を上げ下げしながら堂内をぐるぐる。特徴的なこの辺りの所作は、空也の時代からそのまま今に残っているそうです。“ヘンな呪文”というのは、実は当時(鎌倉時代)、お念仏(南無阿弥陀仏)を唱えることが弾圧されていて、バレないように。

ちなみに途中で、なぜか全員がお堂の奥に隠れてしまうという場面がある。空也のときからガチでそんな場面も盛り込んでいたのか、それとも後世付けられた演出??ちなみにちなみに、「かくれ念仏」という呼称は、あとでマスコミが付けたネーミングだそうです。なので、もしかしたら見世物用としてつけられた演出なのかもしれませんね。