▼このブログについて(更新停止中)
2004〜2009年夏頃までの関西のコンテンポラリーダンス公演をメインとした目撃録です。その時期に関西であったコンテンポラリーダンス公演の8割方は観てると思います。その他、民俗芸能、ストリップ、和太鼓、プロレスなども。2000年の維新派『流星』から見始めて、多い年は年間270本。2007年は、エジンバラフェスティバル、ダンスアンブレラなど半年に渡る欧州漫遊の記。2010年以降もぼちぼち劇場には出かけていますが、更新する時間はなくなり現在放置中のブログです。


BATIK『SHOKU』

cannon262006-08-26

06年8月
伊丹アイホール

あの『SHOKU』がやっと関西に来ました。キリンダンスサポートを得ての再演ツアーです。私は2年前にシアタートラムで一度見ていて、その衝撃たるや凄まじく、こうして(⇒目撃Runking)マイランキングのTOPにも君臨している作品なのです。その時のポストトークで「(激しすぎて)再演できない」というような事を言っていたのですが、今やアメリカ、カナダ、ロシア、マレーシア、ドイツ、フランス、フィンランド、オーストラリアと上演を重ねる代表作に。にしてもあの作品をこんなに・・・。

ということで、今回の上演。やっぱり一度観てるというのもあるからでしょうけど、「もっともっと強烈やったけどなあ・・・ちょっと洗練されたかな?」というのが正直なところ。もっと荒々しく、ガッと凝縮されたパワーに漲ってたように思います。今回のポストトークでは「あの頃は無茶できたんですね(笑)」と話していたが、まあそうでしょうねぇ。ひたすら立って崩れてを繰り返すシーンなどでも、前回私は「ひざの皿を割らんばかりの勢い」と書いたが、今はもう受身の技術も向上しているとのこと。そらそうだ。

にしても、黒田も毎朝点滴を打つ生活だと言うし、ダンサーも体はボロボロとのことで(ほとんどポストトークの持ちネタですが)。。客席からの質問タイムには、コンテンポラリーダンス初体験らしきおばあちゃんが「可愛いお嬢さん方なのにあんなことをね…かわいそうで、かわいそうで」とやって場内なごむ。ナイスおばあちゃん!

・マイクスタンドが降りてきて展開するシーンが一番好きです。かっこよすぎ。
・ポストトークは砂連尾理がゲスト。とてもいい。
・9末の高知公演行きたいなあ。

『SHOKU -full version-』(04年8月):id:cannon26:20040831
『SIDE B』(04年12月):id:cannon26:20041224