遠藤秀平・藤本壮介展『ニュージオメトリーの建築〜もうひとつのモダニズムをめざして〜』

06年8月
KPOキリンプラザ大阪

6Fのホールに入ると発泡スチロールで原寸大の建築模型が建てられています。「巣ではなく洞窟のように」という解説がどこかにあったのだけど、まあよくわかる。“メビウスの輪”的に、ぐねらした壁の狭間に生まれる空間。遊び、スキマ、のある空間。いい感じ。見た目も未来的っぽくもあり、はたまた原初的っぽくもあり（超古代文明？）みたいなところで面白い。ザッツニュージオメトリーってことですね。

遠藤秀平は、オーラッシュとかいう輸入車販売店の建物をたくさん手がけていてるのですが、置いてあるクルマもとても映えていていいと思う。こうした建築家にお店を建てさせるとは、儲けているのかは知らないが、そういうセンスの持った経営者はわりと好きだったりする。実際のとこはどうか知りませんがね。

ENDO SHUHEI PARAMODERN (Amus creator book moon)