project suara「art live - sound+dance+visual vol.7『セクエンツィア〜さひづる庭』」
06年3月
横浜美術館 グランドギャラリー
音場マニアには垂涎モノの作品だったのでしょうなあ。作品が終わったときの種子田郷(かな?)の表情が、ある意味見所だった。アート臭漂う唐突な終演だったので、終わったところで種子田がひとりパチパチと拍手をしながら歩み出てくる。そのときの“我が意を得たり顔”。ああ「我が意を得たり」って、こういうことを言うのだなあと思った。客席は、ほんとポカーン。これはこれで面白かった。
東野も森山もほとんど踊らず、というかその圧倒的な身体能力を完全に封殺するかのように、拘束具(メカニカルでグロテスクな触手が生えている)を終始纏わされている。ここまでくると、ある種、清清しささえ感じて、まあいいもん観たと思う。兼古昭彦(Leni-Basso)、高橋啓祐(Nibroll)による映像も良かった。
構成・演出: 種子田郷、さとうじゅんこ、三浦秀彦
音楽: 種子田郷、さとうじゅんこ
ダンス: 東野祥子(BABY-Q)
ゲスト(ダンス): 森山開次
美術: 三浦秀彦
映像: 兼古昭彦(Leni-Basso)、高橋啓祐(Nibroll)
照明: 川口真人
衣裳: 小林和史(OutSect)、甲斐さやか(OutSect)
音響デザイン: 磯野順一(Taguchi)
音響システム: Taguchi