ヘンリエッタ・ホルン&フォルクヴァング・タンツシュトゥーディオ『銀色の海のアーティチョーク』
2006年2月
京都府民ホール アルティ
これはいい。ザッツエンターテインメントコンテンポラリー。スタイリッシュながらも、バカっぽいノリ。B級映画やMTV(スリラーのゾンビ群舞!)の雰囲気を醸しながらも、センスがいい。小道具や美術もアイデアに富んでいて楽しい。
ダンサーも飛び抜けて踊れる人はいないが、美男美女がそろいキャラも立っている。数名いる東洋人のエキゾチックな雰囲気がセクシーで目をひく。いいカンパニーだ。これはやりようによっては、もっとファンもついて、人気が出るだろうな。振付のヘンリエッタ・ホルンがちゃっかりおいしいところで出演してるのも好感。また来日してほしい。
京都府民ホールアルティ(はじめて行った)ってことで、客層が通常のコンテンポラリーダンスとはかなり異なる印象。難しいこと考えず、普通に楽しめただろうな。カーテンコール3回。すばらしい公演だった。
ちなみにフォルクヴァング・タンツシュトゥーディオは、フォルクヴァング大学に所属するカンパニー。大学がこういうカンパニーを持っているのか。日本の大学もこういうのね。ね、松山大学さん。