レニ・バッソ『Elephant Rose』
2006年2月
伊丹アイホール
実に関西公演は4年ぶり(02年2月KAVCでの『Finks』以来)。ほんと待望のレニ・バッソです。海外からもたくさんお呼びのかかるカンパニーなので、毎年とは言わないまでも、まあ2年に一度くらいは来てほしいですけどね。
コンテンポラリーダンスを観たことない人に、「まず、これを観るべし!!」と言うなら、迷うことなくレニ・バッソ!です。ダンスの凄みがビシバシ伝わってくるムーヴメントに溢れています。まあ私もこれが2度目なので、今回見てて改めて実感。いいダンサー揃っとるわ。
名前と顔、一致しないので何なんですが、ひとり小柄な黒髪の女性ダンサーがとても良かった。テクニックがすごいとか、そういうのじゃなくて、身体のバランス?全体のバランスもディテールのバランスも、なんか完璧なんですよねぇ。骨格と筋肉のバランスかなあ?いやバランスというか筋肉の質?密度?小柄なダンサーに、そういう人って多いと思う。前、Noismにいた清家悠圭なんかはまさしくそういう感じ。
なんだろう…、猫?そう、猫系。高いところから落とされても、クルッと反転して見事に着地しそうな。神経の行き届いた筋肉、俊敏、しなやか、強靭。んで、見た目的には、たぶん腱?の部分が美しい。そういうダンサーには一目惚れしてしまう。
*その他
・過呼吸ダンスだ(呼吸をモチーフにする作家ってよく見るような)
・Finksのぶっとばし感に比べるとおとなしい、というかFinksがとばし過ぎだったんやね
・北村明子、ますますものすごいダンサーになってる(凄艶!)
・堀川昌義はやっぱいじられキャラなんだな(笑)
・ラストシーンの曲かっこいい(なんか聴いたことあるような気も)