▼このブログについて(更新停止中)
2004〜2009年夏頃までの関西のコンテンポラリーダンス公演をメインとした目撃録です。その時期に関西であったコンテンポラリーダンス公演の8割方は観てると思います。その他、民俗芸能、ストリップ、和太鼓、プロレスなども。2000年の維新派『流星』から見始めて、多い年は年間270本。2007年は、エジンバラフェスティバル、ダンスアンブレラなど半年に渡る欧州漫遊の記。2010年以降もぼちぼち劇場には出かけていますが、更新する時間はなくなり現在放置中のブログです。


これが天外魔境の…!?

産霊山秘録 (集英社文庫)

産霊山秘録 (集英社文庫)

半村良『産霊山秘録』読み終わる。つい最近、集英社文庫で新たに刊行されたのでこれを機に読んでみました。帯コピーには「伝奇時代小説の傑作」。伝奇小説の解説があれば必ず登場する作品です(元は1973年の著作)。物語は荒唐無稽すぎて、説明するのはしんどいのでヤメとく。ポイントとしては、「ヒ一族(ヒの民)」という特殊民。この「ヒ一族」が、日本正史の裏側を暗躍、勇躍する物語です。

ん、ヒ一族!?ヒの一族といえば、あのロールプレイングゲームの傑作、『天外魔境Ⅱ』じゃないですか!つい最近にはPSにも移植されて、話題になっていましたが、元は「PCエンジン SUPER CD−ROM2」で出ていた作品。マイナーゲーム機(世間的にはそうだろう)での発売だったので、それほど有名ではないかもしれませんが、「ドラクエ」「FF」と並び称される(事もある)RPGゲームの金字塔です。

裏を取ったわけではないですが、この『天外魔境Ⅱ』の元ネタが『産霊山秘録』だったというのは、個人的に感慨深いものがあります。何を隠そう、私の生涯ベストゲームは『天外魔境Ⅱ』で、ほんとに人生レベル(c大鶴義丹)で影響を受けたと言っても過言ではないぐらい。とにかく面白かったし、このゲームの生みの親、広井王子に(ちょっと)憧れたのを覚えています(小学校高学年の時)。

その時は、全然そんな知識はなかったのですが、天外魔境シリーズってまさしく「伝奇」だったんですね。しばらく前から、伝奇小説にハマってしまって、またマニアックな世界に辿り着いてしまったことよ…、と思っていたのですが、なんの事はない、すでに天外魔境で伝奇ワールドに足を踏み入れていたのです。

天外魔境II MANJI MARU PlayStation 2 the Best

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