毛皮族『お化けが出るぞ!!』
2004年12月
全労災ホール/スペース・ゼロ(新宿)
『毛皮族のロックンロールミュージカル キル!キル!お化けが出るぞ!!』という事で、今話題の小劇場系の劇団、毛皮族。ミュージカルもしくはレビューっぽい事をしているらしいということで、観たいと思ってた劇団。ちょうど数日前、FNS歌謡祭の『マツケンサンバ』に触発されてこのブログに「毛皮族観たい」と書いたら、リンクリンクでちょうど公演があることを知ったので、まったくもってマツケンサンバ侮りがたしである。
ちなみに観に行ったといっても、私が住んでるのは兵庫県なわけで、で?全労災ホールは?新宿?前日の書き込み等を読んでいただけている方は、お分かりだとは思うが、決して毛皮族見たさだけで東京まで行ったのでは無い事はここに明記しとこう。言わずもがな「エロのバブルの襲来!!」だとか、「ハレンチコーラスライン」だとかといったチラシコピーに踊らされたわけでは断固無いのである。
という事で、冒頭からいきなり女優陣は胸丸出し(ニップレス付き)で登場する。しかも大人数。うーん、それはエロではないでー!!女優は綺麗な人ばかりなので、これでほんとにエロを表現できたら、更に見ごたえある劇団になるのに。同じくミュージカル(レビュー)をする東京メッツを観た時(id:cannon26:20040918)は、素晴らしくエロいシーンがあって、あれは良かったな…。ラインダンスへの移行のシーンなんですけど…、詳しくは書かんとこ。でも毛皮族これからもっとメジャーになるとしても、レビュー劇団としてエロは追求していってほしいと思う。
ストーリーは…、まあなんかいろいろあったけどよく分からん。でも個人的には、ダンスや歌よりも(ヘタやし)、芝居部分が面白かった。よく考えたら、ここまでまっとうなお芝居をしてるのを舞台で観るのは初めてで(私が見た中ではチェルフィッチュと維新派が一番演劇寄り)、演劇の面白さが少し分かったような気がする(演劇には興味ナシなので)。何が面白かったかというと、役者の声質と発声とセリフ回しの魅力。メインどころの町田マリー、柿丸美智恵は特に良かった。しびれた。
さて、その毛皮族、次はなんとオオサカだそうだ。レビュー部分を抜粋した大阪限定ステージだそうで、時は3月26日、場所はバナナホール、その名も毛皮族LIVE IN OSAKA『3.26 毛皮族襲来!!』毛皮族情報でした。